消費者金融への返済についての相談を受けて借入れをゼロにして過払金を回収した事案
- ■事案の概要
Xさんは、10年ほど前から消費者金融からの借入れと返済を繰り返していましたが、次第に借入額が増えていき、毎月の返済に頭を悩ませるようになっていました。
- ■結果
当事務所は、消費者金融に対し、受任した日のうちに受任通知を発送し、Xさんの借入れに関する取引履歴を送るよう求めました。
後日、送られてきた取引履歴を見ると、借入れの残高はおよそ100万円でしたが、利息制限法に引き直して計算し直してみると、およそ100万円の過払金があることが判明しました。
そこで、消費者金融に対し、100万円を返還するように求めることにしました。しかし、消費者金融と裁判外で話し合っても、満額返ってくることは経験上ありませんでした。そのため、当事務所は、取引履歴が届いた段階で、即刻訴訟を提起することにしました。
訴訟を提起すると、消費者金融から電話があり、和解について話し合いたいと言われました。しかし、消費者金融からの提案は、「3か月後に60万円支払いますが、それが限界です。」というもので、案の定、納得のいくものではありませんでした。
そのため、当事務所は、消費者金融からの提案を拒否して裁判を進め、最終的に100万円の回収に成功しました。
- ■ポイント
いわゆるグレーゾーン金利というものの見直しがされ、今では大抵の消費者金融が適法な金利での貸付を行っており、過払金は年々減少傾向にあります。しかし、何年も前から借入れをしていた方の中には、この事例のように、過払金を有している方も多くいらっしゃいます。当事務所は、過払金の回収にも多くのノウハウを有しておりますので、自分に過払金があるかご興味がおありでしたら、お気軽にご連絡ください。